主人公緋村剣心(緋村抜刀斎)とその師である比古清十郎が操る。
飛天御剣流は抜刀術を主とする流儀で、
一対多数の斬り合いを得意とする神速剣であり、実戦本位の殺人剣である。
剣の速さ・体のこなしの速さ・相手の動きの先を読む速さ、
この3つの速さを最大に生かして、最小の動きで複数の相手を一瞬で仕留めることができる。
その抜刀の速さは 「 神速 」 と呼ばれ、その奥義に至っては 「 超神速 」
とまで謳われる。
飛天御剣流の師はその奥義を弟子に会得させるために
自らの命と引き換えにするという習わしが存在し、十三代・比古清十郎も、
それ以前の比古清十郎も自分の師の命と引き替えに奥義・天翔龍閃を会得している。
飛天御剣流を会得したものが権力に荷担すると、加わった方に必ず勝利をもたらしてしまうため、
国家や組織に加わることは禁じられており、そのため飛天御剣流は如何なる権力にも属さぬ
「 自由の剣 」 として人々を守ることが望ましいとされている。
|